SONY VAIOノートPC パワーアップ
- author: スマ店長
- 2008.05.12 Monday
スマ時代のお客様の御依頼を受けて、VAIOノートのパワーアップをおこないました。
依頼内容はメモリーの増設(最大1GB)と外付けHDDの増設です。
御依頼機種は2003年夏モデルの「PCG-FR55G/B」で基本スペックは以下のとおり。
CPU:Mobile Celeron2.0GHz
Mem:256MB
HDD:40GB
Cipset:RADEON IGP 345M / ALi M1535+
GPU:標準64MB(メインメモリー共有)(32MB/64MB/128MB選択可能)
OS:Windows XP Home
FC-PGAのMobile Celeron 2.0GHz
FC-PGA2のPentium-4M 3.06GHzへ変更
CPU&Memoryもキチンと認識
状況確認のために電源を入れると、その遅さに驚愕。
OS起動までに約5分、安定動作までは実に12分もかかりました。
原因は明確で、WinXPには少なすぎるメインメモリー256MB(実はVRAMで64MB使用しているので、実際の有効メモリーは192MB)と、娘さん達がインストールしたI-pod用の音楽データがぎっしり詰まっていてHDDが満杯となり、メモリーのスワップも出来ない状態でした。
メインHDDが満杯では、メモリースワップが出来ないとの理由からHDDは外付けから内臓HDDへとアドバイス。
CPUもCeleronはベースクロックが低い事とL2Cashが256KBと処理能力の低い廉価版CPUのため、Pentium4への変更を懇願。
最初の御依頼内容を御自身で調べていた予算より、付加価値を加えても予算以内の収まることから快く承諾を頂きました。
作業はメモリーの増設から。
このFR55シリーズのPCはメモリーとチップセットの相性により、多くの社外メモリーでは認識しないことが報告されています。かといってVAIO純正メモリーでは、1GBメモリーだけでも4万円もするから慎重に選択する必要がありました。
情報収集の甲斐もあり標準256MBを外して512MB×2枚=1GBの増設も問題なく認識。
次はHDDの換装
現在市販されているPCはHDD内の仮想領域にリカバリーDisk(DtoD)を収納しているので、仮想領域も含めてバックアップする必要がありました。
仮想領域のバックアップは特別な知識が必要なので難しい作業でしたが、こちらも問題なくクリア。
純正40GBのHDDは、USB接続のHDDケースを装着し、外付け媒体として使用可能としました。
最後の難関はCPUの換装です
VAIO FRシリーズの最高峰機種は後発の「PCG-FR77J/B」で、CPUにPentium-4Mの2.66GHzが搭載されていることから、FSB533MHzのCPUが使用可能は分かりました。
問題は3.06GHzのみ搭載された新テクノロジー「Hyper-Threading Technology」が認識するのかどうかです。
通常は後発のCPUに対してはBIOSのリビジョンアップをメーカー側で配布するのですが、SONYはPCを改造することを前提としていないためにサポートHPでも見つかりません。
人柱になりたくないのと動作しないときは勘弁なので、新テクノロジー非搭載の3.06GHz版CPUを搭載いたしました。
で、電源を投入してみると、通電はするのですがOSは起動しません。やはりSONYさんは素人には分かりにくくメインボードに細工をしていたのですね(笑)
修正後に電源を入れると、問題なくWindowsも起動。
起動時間は約1分20秒程で、HDDのアクセスランプが消える安定動作までが約3分40秒と、かなり改善され快適です。
改造後は以下のとおり
CPU:Mobile Celeron2.0GHz → Mobile Pentium-4M 3.06GHz
Mem:256MB → 1GB
HDD:40GB 4200回転2Mキャッシュ → 120GB 5400回転8Mキャッシュ
Cipset:RADEON IGP 345M / ALi M1535+
GPU:標準64MB(メインメモリー共有)(32MB/64MB/128MB選択可能)
OS:Windows XP Home
依頼内容はメモリーの増設(最大1GB)と外付けHDDの増設です。
御依頼機種は2003年夏モデルの「PCG-FR55G/B」で基本スペックは以下のとおり。
CPU:Mobile Celeron2.0GHz
Mem:256MB
HDD:40GB
Cipset:RADEON IGP 345M / ALi M1535+
GPU:標準64MB(メインメモリー共有)(32MB/64MB/128MB選択可能)
OS:Windows XP Home
FC-PGAのMobile Celeron 2.0GHz
FC-PGA2のPentium-4M 3.06GHzへ変更
CPU&Memoryもキチンと認識
状況確認のために電源を入れると、その遅さに驚愕。
OS起動までに約5分、安定動作までは実に12分もかかりました。
原因は明確で、WinXPには少なすぎるメインメモリー256MB(実はVRAMで64MB使用しているので、実際の有効メモリーは192MB)と、娘さん達がインストールしたI-pod用の音楽データがぎっしり詰まっていてHDDが満杯となり、メモリーのスワップも出来ない状態でした。
メインHDDが満杯では、メモリースワップが出来ないとの理由からHDDは外付けから内臓HDDへとアドバイス。
CPUもCeleronはベースクロックが低い事とL2Cashが256KBと処理能力の低い廉価版CPUのため、Pentium4への変更を懇願。
最初の御依頼内容を御自身で調べていた予算より、付加価値を加えても予算以内の収まることから快く承諾を頂きました。
作業はメモリーの増設から。
このFR55シリーズのPCはメモリーとチップセットの相性により、多くの社外メモリーでは認識しないことが報告されています。かといってVAIO純正メモリーでは、1GBメモリーだけでも4万円もするから慎重に選択する必要がありました。
情報収集の甲斐もあり標準256MBを外して512MB×2枚=1GBの増設も問題なく認識。
次はHDDの換装
現在市販されているPCはHDD内の仮想領域にリカバリーDisk(DtoD)を収納しているので、仮想領域も含めてバックアップする必要がありました。
仮想領域のバックアップは特別な知識が必要なので難しい作業でしたが、こちらも問題なくクリア。
純正40GBのHDDは、USB接続のHDDケースを装着し、外付け媒体として使用可能としました。
最後の難関はCPUの換装です
VAIO FRシリーズの最高峰機種は後発の「PCG-FR77J/B」で、CPUにPentium-4Mの2.66GHzが搭載されていることから、FSB533MHzのCPUが使用可能は分かりました。
問題は3.06GHzのみ搭載された新テクノロジー「Hyper-Threading Technology」が認識するのかどうかです。
通常は後発のCPUに対してはBIOSのリビジョンアップをメーカー側で配布するのですが、SONYはPCを改造することを前提としていないためにサポートHPでも見つかりません。
人柱になりたくないのと動作しないときは勘弁なので、新テクノロジー非搭載の3.06GHz版CPUを搭載いたしました。
で、電源を投入してみると、通電はするのですがOSは起動しません。やはりSONYさんは素人には分かりにくくメインボードに細工をしていたのですね(笑)
修正後に電源を入れると、問題なくWindowsも起動。
起動時間は約1分20秒程で、HDDのアクセスランプが消える安定動作までが約3分40秒と、かなり改善され快適です。
改造後は以下のとおり
CPU:Mobile Celeron2.0GHz → Mobile Pentium-4M 3.06GHz
Mem:256MB → 1GB
HDD:40GB 4200回転2Mキャッシュ → 120GB 5400回転8Mキャッシュ
Cipset:RADEON IGP 345M / ALi M1535+
GPU:標準64MB(メインメモリー共有)(32MB/64MB/128MB選択可能)
OS:Windows XP Home
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はじめまして。
VAIOのFR55GのCPUを換装したそうでとても興味深く観覧させて
頂きました。
そこでご質問なのですが・・・
CPUはMobile Pentium-4M 3.06GHz
で、SL726ですよね?
あとはその修正後の修正は何をしたのか教えていただけると
ありがたいのですがおねがいいたします。
お邪魔します。
今回換装の件ですがわかりました。
CPUげた付近のジャンパーと申しましょうか?ディップスイッチ
ですね?
ただ・・・SL726は拡張版Intel SpeedStepテクノロジー搭載で、FR55Gは非対応なので逆にCeleron2.0GHz より性能落ちていませんか?
わたくしはマイコンピューターのプロパティからCPU確認したのですが、プロセッサーはP4の3.06と認識はされているのですが周波数の方は1.60Ghzと表示されていて落ちているんですよ(ToT
(ベンチマークとるにも周波数1.60でしかとれないので)
スマ店長さんはどうやって速くしたかを教えてくだい。
BIOS変えたりしたんですか??
是非お願い致します。
>くろねこじじ様
当Blogを閲覧頂きまして誠に有難う御座います。
近年、HPや掲示板に質問をすれば何でも答えて貰えると思われる方が増えました。
私の知人にはフリーランスのライターや大手三紙で経済部の記者や共同通信社の記者なども多いのですが、彼等は原稿料の無い記事は一切書きません。
同様に私はお客様から報酬を得てサービスを行うプロの業者ですから、私が作業したPCなら保証も回答も致しますが、私が報酬や作業を受けていないPCの故障で難癖言われても困りますので、この手の質疑応答は回避させて頂きますので御理解下さい。
なお製造メーカーのSONYにこのようなサイトがあります。
http://search.vaio.sony.co.jp/solution/S9801080000660/
http://search.vaio.sony.co.jp/solution/S0008280003807/
機械が故障されても私は責任を負いませんので御了承下さい。
初めまして
私のPCG−FR55Gも同じ仕様に出来ますか?
お値段日数等連絡頂けましたら幸いです。
連絡お待ちしています。
自己解決しました。